擦り傷をワセリンで治す
ある日の朝、公園のベンチで読書をしていた。これから朝食を食べに帰ろうと立ち上がり、2、3歩進み、ちょっと早めに歩こうとして体を前に少し傾けた途端、踏み出す足が前に出ずに両足が揃ってしまいこけてしまった。
転ける時の状況は、というと
右手にスマホ、左手に文庫本、両手がふさがっていたので顔から落ちて顔がぐしゃぐしゃになるかと思ったが、幸運にも両足の膝小僧の打撲と右腕の手首から肘にかけて擦り傷を負っただけで済んだ。左手の小指と薬指も負傷した。
治療としては、白色ワセリンと家庭用サランラップで治してみようと決めた。
- 血が出ている部分を公園の水道で綺麗に洗い流した。
- 家に帰ってからも、負傷した部分を水道水で洗浄した。
- サランラップを傷口に合わせて切り取り、ワセリンをそれに塗る。
- ワセリンを塗ったサランラップを傷口をかぶせるように絆創膏で貼る。
- 3・4を毎日繰り返す。
結果として、最初から傷口のヒリヒリ感とか腫れもほとんど現れなかった。
10日ぐらいで傷口も塞がり目立たなくなってきた。
従来型の消毒液で傷口を洗浄し、ヨードチンキを塗り続ける。ということを一切しないで治すことができた。
自分としてはものすごい冒険みたいな出来事であったが、自然治癒力を知る大きな経験となった。
あれから1年と数ヶ月経過したが、傷がどこにあったのかわからないぐらいに回復している。